学校には色々な遊具があり、休み時間には皆で取り合って遊んだものだ。


 


ただ遊ぶだけではつまらず、誰かが色んなもので勝ち負けを決めることを始める。


 


男子なら度胸試し。様々な恐怖に打ち勝ち「度胸あり」の称号を勝ち取る。今から考えると、どうでもいい称号だ。


 


まずは回旋塔。真ん中の柱に円錐状の円盤が乗っている。端にぶら下がり回して遊ぶ。さぁ度胸試し。ぶら下がったら、真ん中を数人で回す。猛スピードで回り飛ばされそうになるが耐える。限界を超えて意識がなくなったらアウトだ。恐怖。


 


次にメガタイヤ。ダンプカー並みの巨大なタイヤ。その中に入り、別のものが転がす。こちらも回転系。恐怖を超えると気持ち良くなるものもいる。ヤバい。


 


最後は氷上歩行。我が南小学校の噴水池は冬に凍る。その上を順番に歩行するのだ。子どもとは言え、割れそう。その恐怖に耐え、向こう岸まで歩行出来れば勝ち。当然失敗してイッテQのごとくびしょ濡れになることもあった。それも称号。


 


どれも危険極まりない男の遊びだ。