今はコンビニで洋菓子店並みのデザートがところ狭しと並んでいる時代だが、私の子どもの頃、デザートは家でお母さんが作ってくれるものだった。






昭和の時代、手作りデザートのの3強は以下である。

すべてがハウス食品のものである。

1.プリンエル

2.ゼリエース

3.シャービック


1はプリン、2はゼリー、3はシャーベットである。



今はいずれもコンビニやスーパーで出来上がったものが手に入るが、昭和の時代では家庭で手作りしなければならなかった。




鍋でシロップを溶かし、溶かした液体を容器に入れて冷蔵庫で固める。いろいろな形(シャービックのトランプマークの形など)に固められるのがまた楽しかったが、鍋や型は洗わねばならず、冷やすために冷蔵庫の場所も占有するので整理する必要がある。




世のお母さん方も料理さながら、この面倒なデザートを作ることはめったになく、その意味でも、これらの手作りデザートはスナック菓子やチョコレートなどのお手軽なお菓子よりも貴重な存在であった。




食後にこれらのデザートがあることが知らされると、テンション最高!その時を待ち遠しく、ワクワクしたものである。


後は、型からうまく外してお皿に着地させられるかどうか。日々変わる温度や湿度により、特にプリンやゼリーが完璧に型からはずせるのは稀であった。大体は底の方が欠けてしまい、悔しがっていたものだ。




その後、この面倒なデザート作りから解放される時がやってきた。そのデザートとは「フルーチェ」。こちらもハウス食品のロングセラーだ。何と、お湯で溶かすことなく、冷たい牛乳と混ぜるだけでババロア風のプリンプリンしたデザートに仕上がる優れものだ。




手軽にデザートを作ることができると大人気。我が家でもさっそくデザートは「フルーチェ」に置き換わった。恐るべし、ハウス食品の技術力と戦略!




調べてみると、現在でも手作りデザートの3強はすべて販売されていた。懐かしい味をあなたも再現してみてはどうでしょうか。

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